【Q&A事例集】
「温室効果ガス」ということばを使って、まずは歯学部図書館OPACで検索。→0件
もう少し広い概念のことばに変え「地球温暖化」で検索。→8件
検索結果を見て、本のタイトルから2冊をピックアップ。請求記号に着目します。
400~は自然科学。500~は技術・工学を表しています。「化学」の授業で必要な資料ということなので、400~が該当図書の可能性が高いと考えられます。
書架へ行き「地球温暖化と海」をめくってみますが、温室効果ガスが中心テーマではないようです。
キーワード「温室効果ガス」「地球温暖化」と請求記号「451.35」をもとに、 Web NDL Authoritiesで調べてみます。
Web NDL Authoritiesとは、件名標目NDL SH(本に付けられるキーワード)や請求記号(分類記号ともいう)の内容を調べるためのツールです。
図書館HPの、「調べる、探す」から「便利なツールのリンク集」へ。
キーワード検索と分類記号検索が可能です。「温室効果ガス」で検索すると、適当な件名が得られなかったので、「温室効果」で検索。
関連語、分類記号をチェックして、「地球温暖化」「451.35」「451.85」をメモ。
「地球温暖化」もチェック。注記の記載や分類記号から、「地球温暖化→451.85」「温室効果ガス→451.35」と推察できる。
これらの結果をもとに、CiNiiで検索をしてみる。
「温室効果ガス」で検索すると、77件。ここで、先ほど調べておいた件名標目と分類記号が威力を発揮します。
件名に「温室効果」を入れると29件に。この場合、本に付けられたキーワードで絞り込むことになるので、分野をまたがって検出されます。
一方、分類記号で絞り込みをすると、その分野でのピンポイントの絞り込みになります。10件になりました。
検索結果を見て、気になる本について、どのように入手できるかを検討します。
学内で、CiNiiを検索すると、大学図書館所蔵の上部に日本大学の所蔵が表示されます。
工学部、国際関係学部以外の学部図書館所蔵であれば、無料で取り寄せができます。(館内閲覧のみ)
もし、日本大学に所蔵がない場合は、他大から取り寄せができます。が、郵送料が結構高いので(1500円くらい)、地域の公共図書館や大学図書館を一括検索できるカーリルを使って、公共図書館および国立大学図書館などの所蔵を調べます。
千代田区の図書館に所蔵があるので、大学の帰りにでも借りに行くことができます。