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ハンバーガーショップでむりなく学ぶ、やさしく楽しい統計学

30 3月

統計学

【ハンバーガーショップでむりなく学ぶ、やさしく楽しい統計学】

向後千春、富永敦子著

417 || Ko26

 統計学では、得られたデータをもとに計算を行って、そのデータからわかる事柄を解釈します。私見では統計において計算(統計処理)の締める割合は、十分の三だと思われます(その理由はこの文章の最後で述べます)。
 コンピュータが発達した現在では、込み入った計算はコンピュータに任せれば済みますが、残りの十分の七に当たる統計的な解釈の部分では、統計学の正しい理解が必要になります。
 本書では、ハンバーガー・ショップでアルバイトをしている大学生のエミの視点を通して、統計学の基本的な考え方が身につくように説明が工夫されています。エミは、売上データや街頭でのアンケート調査のデータを統計処理をすることによって、競合店がひしめく中で厳しい経営を余儀なくされる店長を経営戦略の面で助けていきます。クライマックスは、味付けと食感の組合せを工夫して新商品をヒットさせるくだりです。
 統計学の数学的な基礎をしっかり理解するには、大学レベルの微積分が必要になりますが、統計学を実用に役立てるためには、数学的根拠よりはむしろ数式のもつ統計的な意味合いを理解することが重要です。
 本書では難しい数学を持ち出すことなく、中学レベルの数学を用いて統計的な考え方や概念をやさしく説明しています。本書を読了すれば、「統計学は実用的でおいしい!」ということがきっと実感できるでしょう。
 最後に、冒頭で述べた計算の締める割合に関してですが、計算と統計をそれぞれK3と10Kと書いてみれば、その理由は自明となります。

(数理情報 宮崎洋一)

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投稿者: : 2015年3月30日 投稿先 推薦図書コメント

 

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