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カテゴリー別アーカイブ: 推薦図書コメント

LIFE SHIFT (ライフシフト) : 100年時代の人生戦略

 

life shift

Life Shift (ライフシフト) : 100年時代の人生戦略

/ リンダ・グラットン, アンドリュー・スコット著 ; 池村千秋訳

請求記号 159||G78

人生100年!教育→勤労→引退の時代は終わりゆく

長寿社会のトップランナーである日本では、近い将来100歳以上の人口は6万1千人を越すと言われている。私が子供の頃と比べ、現在は100歳以上のお年寄りの存在は珍しくない。

2007年生まれ、すなわち現在10歳の約半数は107歳まで生きるであろうという衝撃的なデータがある。これも高齢化のメカニズムが検証されるにつれ、納得のいく分析であることに気づく。

われわれは今まさに100年の人生を意識した社会に生きている。本書は従来のライフパターンからの脱却がテーマとなっている。

教育→勤労→引退という人生の3ステージを考えると、100年人生時代においては、引退以降の時間が長くなる。この時期を幸せに過ごすためには様々な意識の変革が必要である。
必ずしも学生=20代ではない。50代や60代でも学生として新しいことを学ぶチャンスはある。

本書の「エクスプローラー(探検者)」、「インディペンデント・プロデューサー(独立生産者)」、「ポートフォリオ・ワーカー」という様々なステージを経験するマルチステージの人生というとらえ方も興味深い。
長く生産的な人生を送るには、経済的な資産に加え、家族や友人、健康といった無形資産の形成も重要視されている。

終身雇用制度がまだ根強い日本社会では、このようなライフ・シフトという考え方を実践に移すにはハードルが高いかもしれない。しかし今私たち歯科医師なりのライフ・シフトを模索して、今後の人生を点検してみよう。

総合診療科 関啓介

 
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投稿者: : 2017年7月31日 投稿先 推薦図書コメント

 

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みんな大好きな食品添加物

食品

498.519||A12

ふだん何気なく口にする食品  その製造過程の真実(!)

書店に行っても、自分の狭い読書傾向では立ち寄るコーナーが限られている。その点、図書館は本来の目的で探しに行った分野以外の本でも、目にとまることがある。そこが、図書館のいいところでもある。この本は、山奥にある田舎の図書館でふと目にとまった本だ。

著者は元々、食品業者へ食品添加物を勧めていたセールスマンであった。ダメになった食材も著者の手にかかれば、あっという間に見た目もおいしそうな食品へと変身してしまう。しかも、安上がりとくれば、食品業者が食の安全よりも著者の手法になびくのも仕方がない。利益優先で食品添加物のセールスに邁進していた著者に、転機となる大事件が起こる。題して、ミートボール事件。本書の最大の山場でもあり、大いに笑える。この事件の後、著者は全く反対の立場の活動家となり、食品添加物の有害性について世の中に訴えるようになった。

推薦者は本書を読んだ後、食品の添加物表示を注意深く読むようになったし、出されたお弁当でも、食べ残すようになったおかずがいくつかある。本書を推薦するに当たって、amazonで調べたところレビューが300件を超えており、大反響の本であることがわかる。本書を所蔵していた田舎の図書館の選定眼に驚くばかりである。

 

                      数理情報学 宮嵜洋一

 
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投稿者: : 2017年7月7日 投稿先 推薦図書コメント

 

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外から見た俳句―HAIKU―

ハイクガイ

止まる、見る、そして聴く

 

桜歯ニュース194号(4/15発行)より、図書紹介コーナー【人生の道しるべ】が掲載されています。

194号は、菊地先生(歯科理工学)推薦の『ソクラテスに聞いてみた~人生を自分のものにするための5つの対話』が紹介されました。

今回(195号・7/15発行予定)は、田嶋倫雄先生(英語)が推薦する、ふしぎな本(?)『ハイク・ガイ』です。

小林一茶を題材とした物語(フィクション)なのですが、米国人による、俳句を中心テーマとした、現代的なストーリーなので、なんというか味わい深いふしぎな読感です。

図書館にある関連資料や、ウェブ上の資料を使って、『ハイク・ガイ』とその著者デイヴィッド・G・ラヌー氏の活動と小林一茶について紹介する展示を作りました。

R0012706

英語で俳句?どうやって?ルールは?

興味がある方は・・、関連資料をごらんください。(今回の展示用に俳句に関する英語図書を提供いただいた)田嶋先生に訊いてみるのもよいかと思います。

『ハイク・ガイ』の著者、デイヴィッド・G・ラヌー氏の
ウェブサイトです。 「 HaikuGuy.com 」(http://haikuguy.com/

ラヌー氏は、自らのウェブサイト 「HaikuGuy.com」 の中で、小林一茶の俳句 約1万句を英訳し、Search the Archive「 Haiku of Kobayashi Issa 」( http://haikuguy.com/issa/ )として公開しています。

一茶作品は、長野県立図書館ウェブサイトで、アーカイブされ公開されています。

「信州デジくら」 http://www.i-repository.net/il/meta_pub/G0000307cross (→「小林一茶」で検索)

 
やせ蛙まけるな一茶これにあり
scrawny frog, hang tough!
Issa is here

kaeru

どうぞご覧ください。

 
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投稿者: : 2017年7月6日 投稿先 展示, 推薦図書コメント

 

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科学的に元気になる方法集めました

 

 

補綴Ⅲ

 

科学的に元気になる方法集めました / 堀田秀吾 [著]

請求記号 498.39||H96

    「元気ですか?」の問いかけに,
元気ですと返せる人は何人いるでしょうか?
そんなにはいないと,私見ですが思います。 

我々歯学部の教職員および学生は,さまざまなストレス過多の状態にあります。今回,歯学部の皆様の生産性,幸福度を向上するために,この本を推薦いたします。
この本は,科学的根拠(エビデンス)に基づいた元気になる方法,全38項目を挙げております。全部読まなくても,いまの自分にあった項目を読んで参考にすればよろしいかと思います。

わたくしの好きな項目は,「やけ酒をしてはいけない」,「威張ってはいけない!」,「香りでストレスを減少させる」の3つです。

読後,ストレスが減少し,パフォーマンスが向上していることを祈ります。

歯科補綴学Ⅲ  小泉寛恭

 
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投稿者: : 2017年6月12日 投稿先 推薦図書コメント

 

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自閉症の僕が跳びはねる理由

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自閉症の僕が跳びはねる理由/ 東田直樹著

請求記号 371.42||H55||1.2

    他者を知ろう  /  多様性について考えよう 

社会にはいろいろな人がいます。赤ちゃん、子どもから高齢者。男性、女性、そのどちらでもない人。障害のある人、ない人…。

普段の学生生活だけでは、多様性を認識する機会が少ないかもしれません。

しかしながら、本学部を卒業し歯科医師となった時に、皆さんは多様な人々の個々のニーズに配慮していくことが必要となります。

そのようなことを踏まえると、学生の皆さんには専門分野の学修にとどまらず、幅広い知識を学び、他者について考えてみてほしいと思います。

歯学部図書館には、障害や障害のある人への配慮について学べる書籍が揃っています。ぜひ一度手に取ってみてください。様々な立場や価値観があることに気付くことで、皆さんの人生もきっと豊かになるはずです。

まずは、東田直樹さんの「自閉症の僕が跳びはねる理由~会話のできない中学生がつづる内なる心~」を読んでみてはいかがでしょうか。

健康科学  佐藤紀子

当館では、他にも下記のような図書を所蔵しています。現在展示コーナーに置いています。

「もしかして、アスペルガー?」と思ったら読む本 / 広瀬宏之著 ; 森下えみこマンガ

大学生の発達障害 : 不思議な「心」のメカニズムが一目でわかる / 佐々木正美, 梅永雄二監修

発達障害のある大学生のキャンパスライフサポートブック : 大学・本人・家族にできること / 高橋知音著

50シーンイラストでわかる高次脳機能障害「解体新書」 : こんなときどうしよう!?家庭で、職場で、学校での”困った”を解決! / 名古屋市総合リハビリテーションセンター編著

視覚障害児・者の理解と支援 / 芝田裕一著

 
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投稿者: : 2017年4月27日 投稿先 推薦図書コメント

 

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顎関節症診療ハンドブック

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顎関節症診療ハンドブック

編集 :日本大学歯学部歯科放射線学講座 本田和也 他3名

著者 : 日本大学歯学部の先生方

請求記号 : D5 || G16

顎関節症を克服するための診査と診断のため

近年、顎関節部に疼痛を持って歯科医院に来院する患者さんが多くみられます。

患者さんにとって歯や口腔顔面部の疼痛ほど不快なものはありません。

歯科臨床で今学んでいる学生さん、顎関節症の専門医ではない研修医や歯科医師の方々、これから一般歯科医院で働く方にとって、幅広く図解入りで簡素化したこの『顎関節症診療ハンドブック』の活用によって、顎関節症へのアプロ-チが、あなたにとって1つの治療方針に役立つこととなるかも知れません。

また、これから顎関節症の治療を行う前に治療に悩まないためにも、是非とも、この本を手元に置いて活用していただければと思います。

歯科放射線学講座   荒木正夫

 
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投稿者: : 2017年3月11日 投稿先 推薦図書コメント

 

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歯科医師のための産業保健入門

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歯科医師のための産業保健入門 第7版

日本歯科医師会監修

出版:口腔保健協会

請求記号:D92||Sh33

地域保健において、産業保健分野

つかみどころがない・・・

感じる人いるのはないでしょうか。

 産業保健は、対象となる人の年令・職種が幅広く、この分野における歯科の法的な立ち位置も複雑です。また、疑問点を専門書で調べようとしても、多くの本は行政や医科からの視点で書かれており、歯科にかかわる記載が充分でないことも勉強を困難にする原因の1つかと思います。

本書は、歯科医師国家試験に必要な知識が十分に網羅されていることは勿論、産業保健と歯科医師のかかわりについて、法律や実務だけでなく、「産業歯科医の成立」に至った歴史的な背景まで丁寧に解説した本です。それゆえ、歯科医師として産業保健に関わるようになってからも、この分野の勉強に悩んだら開いてみる価値のある本だと思います。

(衛生学講座 田中秀樹)

 
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投稿者: : 2017年2月13日 投稿先 推薦図書コメント

 

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