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カテゴリー別アーカイブ: 推薦図書コメント

わたしを離さないで

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わたしを離さないで

/カズオ・イシグロ著 ; 土屋政雄訳 (早川書房.2008)

請求記号 933.7|I73

このお話は、主人公たちが幼少期に育てられる施設での話と、その後青年になりその施設を出て自立したあとの話の2部で構成されています。

話の中盤でようやくこの小説がSFである事を知るくらい、事実を語っているかのように抑制的かつ客観的な文章です。一方で主人公たちの感情がわかりやすいのは筆者の圧倒的な文章の表現力と構成力によるものだと思われます。

科学の進歩と生命倫理を問う作品で、読んだ後、近い未来に同じことが起こるかもしれないと思って,すこし怖い気持ちになるかもしれません。

科学や医学を学ぶ学生に是非読んでもらいたい名著です。

 生化学  田邉奈津子

 

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投稿者: : 2018年7月24日 投稿先 推薦図書コメント

 

嫌われる勇気 : 自己啓発の源流「アドラー」の教え

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嫌われる勇気 : 自己啓発の源流「アドラー」の教え

/ 岸見一郎, 古賀史健著(ダイアモンド社.2013)

請求記号 146.1||Ki58

この本はアルフレッド・アドラーの思想(アドラー心理学)を「青年と哲人の対話篇」という物語形式を用いてまとめた1冊です。アドラー心理学は「どうすれば人は幸せに生きることができるか」という哲学的な問いに、きわめてシンプルかつ具体的な「答え」を提示します。

対人関係に悩むことはありませんか?

劣等感を感じることはないですか?

この本にはあらゆる悩みを一気に解消する方法が書いてあります。

自らの生について、出来ることは「自分の信じる最善の道を選ぶこと」それだけです。と記しています。

自分の生き方を貫くとは?

自分の人生とは?

1冊の本が、ときに心の支えとなり、励みになり人生を大きく変えることもあります。

この本を読んで人生を少しシンプルに考えてみてはいかがでしょうか。

 小児歯科学 石山美紗

 
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投稿者: : 2018年6月18日 投稿先 推薦図書コメント

 

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チーム

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チーム / 堂場瞬一著 (実業之日本社.2010)

請求記号:913.6||D81

いろんなドラマが生まれる年始恒例の箱根駅伝。

箱根駅伝出場を逃した大学の中から、予選会を好タイムで走った選手で結成される「学連選抜」。あの“公務員ランナー”川内優輝さんも、かつて、この学連選抜のメンバーとして、箱根駅伝を走りきりました。

学連選抜は本戦校以外から精鋭を集めた最高のチームなのか、それとも本戦校が持つような連帯感のない寄せ集めチームなのか。究極のチームスポーツといわれる駅伝で、学連選抜メンバーは何のために襷を繋ぐのか。

4連覇した青山学院大学など本戦校が注目される昨今、学連選抜チームの選手たちの苦悩や葛藤と激走を描いたスポーツ小説です。

箱根駅伝好きの人に限らず、爽快に読んでもらえるストーリーになっています。クラブや大学、会社など組織の中で生きていく私たちにとって、チームのまとめ方など社会で生き抜くにあたって役立つことが見つかる一冊です。

病理 福井怜

 
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投稿者: : 2018年5月31日 投稿先 推薦図書コメント

 

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名著講義 

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 名著講義 / 藤原正彦著 (文藝春秋.2009年)

分類記号:019.9||F68

本書は、数学者の藤原正彦教授がお茶の水女子大学で十数年にわたり行っていた 「読書ゼミ」の内容である。編集者が録音して講義記録として一冊の本にまとめた。

この「読書ゼミ」の講義内容は、毎週藤原教授が指定した一冊の文庫を学生が読み、翌週にレポートを提出、そして授業に臨んでディスカッションを行うというものである。

学生が読書をしてディスカッションを行うというだけでも本についての理解が深まるが、そこに藤原教授が質問をすることで、学生の考えがより深まる。

藤原教授と学生とのやり取りを中心に、それぞれの授業で取り上げられた本について様々な考え方が述べられており,自分の学生の時にこのような授業はあればと、とてもうらやましくも感じた。

以下の11冊がこのゼミで取り上げられた作品で、明治から昭和前期までに書かれた「名著」である。
・新渡戸稲造 「武士道」 (歯学部所蔵あり)
・内村鑑三 「余は如何にして基督教徒となりし乎」
・福沢諭吉 「学問のすゝめ」(青空文庫http://www.aozora.gr.jp/cards/000296/card47061.html
・日本戦没学生記念会編 「きけ わだつみのこえ」
・渡辺京二 「逝きし世の面影」
・山川菊英 「武家の女性」
・内村鑑三 「代表的日本人」
・無着成恭 「山びこ学校」
・宮本常一 「忘れられた日本人」 (電子ブックで読めます)
・キャサリンサンソム 「東京に暮らす」
・福沢諭吉 「福翁自伝」 (歯学部所蔵あり/青空文庫http://www.aozora.gr.jp/cards/000296/card1864.html

本書の中で藤原正彦という人物を通して,11冊の「名著」と出会い,これらの書かれた背景を理解した読書のすゝめとなればと思う。

保存Ⅰ 辻本暁正

 
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投稿者: : 2018年1月19日 投稿先 推薦図書コメント

 

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君たちはどう生きるか

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君たちはどう生きるか / 吉野源三郎 著

<請求記号> 新装版:159.7||Y92      漫画版:159.7||Y92

 

日々是好日

毎日、楽しいことがないかなぁ?

いいことがないかなぁ?なんて

思って日々を送っていませんか?

悩んだりイライラしたりしている自分にほんの少しだけ

心が安らぐ瞬間が訪れるかもしれません。

 

君たちはどう生きるか

1930年代に書かれた本です。漫画ではみなさんが知っていますが、、、、。

主人公である中学生の「コペル君」が様々なエピソードから感じた事と、彼の「叔父さん」が発する、思春期の少年に刺激を与える問いかけが、とても清々しさに溢れている。

広い年代で感じ方は違うと思いますが、

いたわる心、過ちを悔やむ心、時代が変わっても、不変のメッセージがちりばめられている。

日々の勉強がどう世の中の役に立っているのか、自分で考え抜くことの大切さといった、学問に対する姿勢についても、気づきを起こさせてくれることでしょう。

 

化学:横瀬勝美

 
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投稿者: : 2017年12月19日 投稿先 推薦図書コメント

 

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動物翻訳家 心の声をキャッチする、飼育員のリアルストーリー

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動物翻訳家 : 心の声をキャッチする、飼育員のリアルストーリー

/ 片野ゆか

請求記号:480.76||Ka82

映画のメイキングやドラマのNG集など,物事の出来上がる様子や舞台裏を知りたい人は少なくないと思います。この「動物翻訳家」は,動物の声をヒト語として翻訳する(?)動物園飼育員の話であるとともに,動物の飼育展示の作り方でもあります。

展示の構想,意見の調整,予算折衝など内部での働きかけのほかに,種の保存,希少動物の保護保全,動物の福祉などクリアしなければならない条件は山ほどあります。もちろん,来園者や市民の要望も満たさねばなりません。

その過程が,登場する飼育者だけでなく動物園内外の専門家にもきちんと取材されたうえで書かれています。情景の描写も生き生きとしていて,とても映像的でドキュメンタリーフィルムを見ている錯覚にとらわれます。

この本を読んだ後で動物園を訪れてください。きっと今まで見えていなかったものが見えてこれまでより楽しめると思います。

生物学:佐藤恵

 
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投稿者: : 2017年11月24日 投稿先 推薦図書コメント

 

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ジョコビッチの生まれ変わる食事

ジョコビッチ

ジョコビッチの生まれ変わる食事 : あなたの人生を激変させる14日間プログラム / ノバク・ジョコビッチ著 ; タカ大丸訳

請求記号 783.5||D79

現在の男子テニス界を牽引しているプレーヤー「ノバク・ジョコビッチ」。

彼は,情勢不安定なセルビア出身である。実家はピザ屋であり,幼少期から母親の作るピザが好物であった。そんな彼が「グルテン不耐症」と診断され,自身の食事を見直すこととなる。

それ以降,今までテニスの戦績がいまひとつであり,試合中も集中力が持続しない状態から一変し,グランドスラムを幾度と制覇する世界のトッププレーヤーに上り詰め活躍するに至っている。

また,「オープンマインド」すなわち,外部からの情報や他人の意見に耳を傾けることができる心のゆとりが大切であると語っている。

私たちの食生活を見つめ直すきっかけになるだけでなく,もしかするとあなたの人生を大きく好転させる一冊になるかもしれません。

保存Ⅲ 髙山忠裕

 
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投稿者: : 2017年11月1日 投稿先 推薦図書コメント, 本の紹介

 

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