2022年4月から、歯学部図書館のウェブサイトが新しくなりました。
それに伴い、このブログ上に掲載してきたお知らせや本の紹介などは、基本的に新ウェブサイトで行うことになりました。
新ウェブサイトURL https://www.dent.nihon-u.ac.jp/library/
このブログは閉鎖はしませんが、いずれ整理をして見やすくする予定です。
2022年4月から、歯学部図書館のウェブサイトが新しくなりました。
それに伴い、このブログ上に掲載してきたお知らせや本の紹介などは、基本的に新ウェブサイトで行うことになりました。
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学部3年生の、前期授業「Approaches to Basic Research」で作成した研究報告書の最優秀作品です。
報告書の内容は、実際に手技を行った研究、文献調査をまとめる、ウェブ情報資源を検索しての調査、など多岐に渡りました。
図書館職員により、①文章がわかりやすい(自分の言葉で書かれている)②目的と成果が明確に記載されている③信頼性の高い参考文献を用いている④労力がヒシヒシと感じられる、という観点から2点を選びました。
研究の内容は基礎研究関連が中心ということで、文系図書館職員には理解するのが大変でしたが、そもそも研究報告書はだれにとってもわかりやすく書かれていなければならない!という観点で思い切って選考しております。
公開の許諾を得た2点について、研究を指導した先生からコメントをいただき画像化したものを以下に公開しています。
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赤松孝則 「骨代謝の仕組みを学ぶ」
コメント by二宮禎先生(解剖学第Ⅰ講座)
木村太一 「デンタルインプラント用材料」
コメント by 米山隆之先生(歯科理工学講座)
学部3年生の、前期授業「Approaches to Basic Research」で作成した研究報告書の優秀作品です。
今回は昨年同様、オンライン授業下で行われたため研究には制約があり、報告書の内容は、文献レビュー、研究計画の立案、ウェブ情報資源を検索しての調査、など多岐に渡りました。
図書館職員により、①文章がわかりやすい(自分の言葉で書かれている)②目的と成果が明確に記載されている③信頼性の高い参考文献を用いている④労力がヒシヒシと感じられる、という観点から4点を選びました。
研究の内容は基礎研究関連が中心ということで、文系図書館職員には理解するのが大変でしたが、そもそも研究報告書はだれにとってもわかりやすく書かれていなければならない!という観点で思い切って選考しております。
公開の許諾を得た4点について、研究を指導した先生からコメントをいただき画像化したものを以下に公開しています。
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棚本佳世 「歯科診療所数に影響する因子」
コメント by 大橋一徳先生(薬理学講座)
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津村昌輝「歯を用いた個人識別」
コメント by 近藤真啓先生(歯科法医学講座)
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竹内維吹「共生社会について考えよう ー障害のある人とのコミュニケーションを考えるー」
コメント by 佐藤紀子先生(健康科学教室)
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月岡真衣子「高齢者に対するこれからの歯科医療」
コメント by 小泉寛恭先生(歯科理工学講座)
学部3年生の、前期授業「Approaches to Basic Research」で作成した研究報告書の優秀作品です。
今回は昨年同様、オンライン授業下で行われたため研究には制約があり、報告書の内容は、文献レビュー、研究計画の立案、ウェブ情報資源を検索しての調査、など多岐に渡りました。
図書館職員により、①文章がわかりやすい(自分の言葉で書かれている)②労力がヒシヒシと感じられる(引用文献、図表の豊富さ)という観点から4点を選びました。
研究の内容は基礎研究関連が中心ということで、文系図書館職員には理解するのが大変でしたが、そもそも研究報告書はだれにとってもわかりやすく書かれていなければならない!という観点で思い切って選考しております。
公開の許諾を得た4点について、研究を指導した先生からコメントをいただき画像化したものを以下に公開しています。
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恩田花菜 「障碍者の雇用について」
コメント by 佐藤紀子先生(健康科学分野)
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桐生桃江「エクソソームの医療応用に関する展望」
コメント by 津田啓方(生化学講座)
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田所遥菜「睡眠が覚醒状態に及ぼす影響」
コメント by 大橋一徳(薬理学講座)
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中村優花「子どものう蝕と保護者の意識 -食生活について-」
コメント by 三澤麻衣子(医療人間科学分野)
学部3年生の、前期授業「Approaches to Basic Research」で作成した研究報告書の優秀作品です。
今回は例年とは違い、オンライン授業下で行われたため研究には制約があり、報告書の内容は、文献レビュー、研究計画の立案、ウェブ情報を検索しての調査、など多岐に渡りました。
図書館職員により、今回は、①文章がわかりやすい(自分の言葉で書かれている)②労力がヒシヒシと感じられる(引用文献、図表の豊富さ)という観点から4点を選びました。
研究の内容は基礎研究関連が中心ということで、文系図書館職員には理解するのが大変でしたが、そもそも研究報告書はだれにとってもわかりやすく書かれていなければならない!という観点で思い切って選考しております。
公開の許諾を得た4点について、研究を指導した先生からコメントをいただき画像化したものを以下に公開しています。
学年番号順です クリックすると拡大します
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学部3年生が、前期授業「Approaches to Basic Research」において、2~3名のグループに分かれ、各自が研究を行い成果を報告書にまとめました。
図書館職員の選考により、わかりやすくまとめられた報告書を選出しました。わかりやすさとは、文章の読みやすさ、目的・方法・結果が明確に記載されていること、図表の簡潔さ、参考文献の記載などがクリアされているものです。
研究の内容は基礎研究関連が中心ということで、基本、文系の図書館職員には理解するのが大変でしたが、そもそも研究報告書はだれにとってもわかりやすく書かれていなければならない!という観点で思い切って選考しました。
公開の許諾を得た4点について、研究を指導した先生からコメントをいただき画像化したものを以下に公開しています。
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学部1年生が、前期授業「歯科医学序論Ⅰ」での課題として、「日本大学歯学部がどのような研究をしているか」をテーマに、図書館の資料を使い10枚のレポートを作成しました(参考文献に注目!)。
今年はレベルが高く、展示作を選ぶのに苦労しました。展示する作品は見栄えが良く、内容が端的で分かり易いものです。ほかにもたくさんの優秀作がありますが、10点について展示&当ブログで紹介いたします。
また、取り上げたテーマに関係の深い先生から、コメントをいただき、合わせて展示しています。
10点を2回に分けて展示します。
好評につき展示期間を延長しました 今年いっぱいやります!!
近代外科学、実験医学の父と称されるジョンハンターは、18世紀イギリスで活躍した外科医、解剖医です。
千体以上の人体解剖を行い、動物との比較検討を行い、各種の治療法の実験を行い、彼の登場により臨床医学は大きな飛躍をとげました。
ハンターは、子供時代は大の勉強嫌いだったものの、兄の解剖助手を務めたことがきっかけで解剖と研究にのめりこみ、外科医としても活躍し名声を得ました。真理を伝播させることに意識を向け、記録を取り続け、思考し、講座を開いて最新成果を教授し、論文を発表していきました。
ハンターは一方で、いわゆる「偉人」とは言い難い側面を持っていました。
ハンターの邸宅は、人でにぎわう華やかな表口と、夜中に得体の知れない積み荷が運ばれる不気味な裏口に分かれていました。彼は「手に入らない死体はない」と豪語するほどに、死体調達ビジネスを確立し、解剖体を仕入れ、切り刻み、標本を作り、研究をしていました。彼のこの側面は、物語『ジキル博士とハイド氏』のモデルとなりました。
当時の常識では、肉体は最後の審判のときによみがえるために不可欠であり、それを損壊させることは、復活を不可能にする、天国へ行けなくなるという冒涜行為でした。多くの富裕層や当の解剖医すら、自分の死後、誰にも解剖されないように生前から手配していたそうです。
当時の一般常識からかけ離れたハンターの探求精神は、その後の科学が到達していく未来を暗示していました。その研究内容は多岐に渡り、外科学、博物学、精神分析、歴史、生理学、発生学、歯科学を含みました。ダーウィンの「種の起源」より70年も前に進化論を見出していたといわれています。
ハンターの真の業績は、「観察して、推論して、実験する」という科学的手法を広めたことにあるといわれています。彼の門下から多くの研究者が誕生し、後世に影響を与えていきました。
18世紀当時、歯科医療はまだ確立されておらず、抜歯は床屋が行うものでした。砂糖がヨーロッパにもたらされ、広く流通したことにより、虫歯が蔓延し、歯痛は脅威となっていました。
軍医を終えたハンターは、歯科医と組んで歯科医療に取り組みました。解剖学の知識を生かし、歯科治療のあらゆる面で助言を行い、医学の一分野としての歯科の研究に取り組みました。ハンターは初の書物「人の歯の博物学」を1771年と1778年の2回に分けて著しました。これは歯科における初の科学文献で、歯とあごに関する解剖学と病理学が解説されています。
ハンターの理解には間違いもありました。乳歯が永久歯に生え変わる時期を見誤っており、また、彼が広めた生体歯牙移植は、貧者から歯を買い取り(引き抜き)、患者の歯に移植するという、今では考えられない治療法でした。
それでも、歯垢の有害性に気付いて歯磨きを励行したり、果物、野菜を食べる効用を説いたり、それぞれの歯に名前を付けたことは、功績として後世に残るものです。
★人の歯の博物学 初版 1771年
オリジナルの英語版がバージョン違いで3冊あり、ラテン・オランダ語版(1773年)、ドイツ語版(1780年)があります。
★人の歯の博物学 、歯科疾患の実際論 第2版 1778年
オリジナルの英語版がバージョン違いで2冊あり、第2版の補遺版である「歯科疾患の実際論」の単行本版とアメリカ合衆国での初版本(1839年)があります。
★ジェームス・パーマー編 /ジョン・ハンターの業績 全4巻+図版 1835-1837年
ハンターの研究成果をまとめたもの。第1巻:ハンターの生涯 第2巻:歯科学・性病 第3巻:外科手術 第4巻:解剖学・博物という構成で、豊富な図版がついており、今回の展示では内容を撮影しPCで映写しています。
★エヴァラード・ホーム /比較解剖学講義 : ハンター博物館のコレクションより 全4巻 1814年
著者のホームは、ハンターの義弟で助手を務めていました。ハンターの死後は、ハンターの未発表論文を盗用、多数の論文を発表し、自らの出世につなげ、証拠を隠すためハンターの資料を焼き捨てたとされています。
ハンターが広めた生体歯牙移植により、イギリスでは上記画像のような事態になってしまいました。ハンターは貧者は無料で、裕福な者からはふんだくるという姿勢で治療にあたっていましたが、歯の移植に関しては、貧乏人の歯を買い取り、患者(富裕者)に移植するという、今では考えられないことを行っていました。
ハンター談「生前どんな立場にあった人であれ、私が解剖したいと思えば手に入らない人物はいない」
アイルランドの巨人と呼ばれた有名人、チャールズ・バーンは、死に際に、解剖学者たちから逃れるために、遺体を船の鉛の棺に入れ、海に沈めてくれと葬儀屋に約束させました。が、ハンターは多額の報酬で葬儀屋を買収し、結局手に入れ解剖し、博物館のコレクションとしました。あまりにも騒動となっていたため、数年間は秘密にしていたということです。
参考資料(展示期間終了後貸出できます)
◆解剖医ジョンハンターの数奇な人生 / ウェンディ・ムーア著 矢野真千子訳 (歯学部資料No: L0000110650)
◆世にも奇妙な人体実験の歴史 / トレバー・ノートン著 赤根洋子訳 (歯学部資料No: L0000123187)
◆ハンター 人の歯の博物学 / 高山直秀訳 中原泉解説(歯学部資料No: L0000030392)
3月11日から16日まで休館をして、歯科学分類を改訂しました。
ほとんどの歯科学図書(Dが付いている番号の図書)のラベルを貼りかえ、収納する書棚を変更しました。
9-10人がかりでの連日の作業で、ギリギリ間に合った―という感じでした。疲れましたが、とてもよい棚になったのではないかと思います。
口腔外科の棚です。今までは和書と洋書が混在していましたが、請求記号を工夫して、分別して配架しました。左が洋書、右が和書です。棚の眺めがかなり変わったと思います。
D1基礎歯科学から、D2臨床歯科学(学部内講座)、D3歯科保存学、D4歯科補綴学、D5臨床歯科学(その他)、D6歯科衛生学・社会歯科学 という並びにしました。
20の新分類を増やしました。これにより本が分けて配架され、探しやすくなります。
主な新分類は、
①摂食機能療法学・老年歯科学 → この分野は毎月新刊が出るほどのホットな分野ですが、今までは分類が無く、探しにくかったと思います。
②歯科インプラント → ①と同様。本の冊数が多いのに分類が無い状態でした。
③咬合・顎関節症 → この分野は分けるのが難しいですが、咬合・顎関節症が中心テーマの本については、新分類に組み込みました。
分類改訂により、結果として分類が細分化されたことになります。そのため複数のテーマが混在する本については、適切な分類に収めるのが難しい場合があります。
例えば、高齢者が中心テーマの本は、新分類(D28老年歯科学)ができたため、D57のスペシャルニーズや、D62の予防歯科、口腔ケアの棚には、配架されません。よって、上のpicのように案内掲示が必要となります。
担当者レベルで、分類番号を付ける際の決まりを作り一貫性を持たせることや、案内掲示を使い、分かり易くすることを心がけます。
分類については、時代に即して変えていく必要もありますので、要望がございましたら、投書コーナーに投函してください。
新分類表はカウンターにて配付しています。
下記よりPDFファイルがご覧いただけます。
新分類表→新歯科学図書分類表
新旧対照表→歯科学分類新旧対照表
長い間の休館について、ご迷惑をおかけしました。
学部1年生が、前期授業「歯科医学序論Ⅰ」での課題として、「日本大学歯学部がどのような研究をしているか」をテーマに、図書館の資料を使い10枚のレポートを作成しました(参考文献に注目!)。力作ぞろいでしたが、その中から優秀作品4点を掲示しています。
また、取り上げたテーマに関係の深い先生から、コメントをいただき、合わせて展示しています。
2点ずつ入れ替えを行い8月から10月まで展示します。
このページには作品の画像を掲載しています。
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